マーくんの修行研修レポート 
 
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メインストリーム協会スタッフ修行プログラム in台湾
                        レポート:真名野 賢司
        
  

4月7日から1カ月間台湾のリンちゃんやマルコ達がやっている新活力センターに修行研修に行きました。今回の修行研修の目的は一人で向こうに行き台湾センターの盛り上げと、自立生活センターのスタッフの役割や考え方を伝えに行くものでした。

海外研修は何度か行ったことがありますが、いつもは何人かのグループで行くので独りで研修に行くのは初めてでかなり緊張しましたが、以前から是非やってみたい内容で、僕自身自立生活センターに関わって10年ぐらいになるので、自分がどれぐらい出来るか腕試しにもなると想い緊張もしていましたが、ワクワクもしていました。

まず、台湾センターの紹介ですが、日本でもおなじみのダスキン研修生リンちゃん、マルコが中心になってやっているセンターで、スタッフ全員で6人ぐらいで、そのうち健常者は1人でみんな年齢は若い人達が集まっているセンターです。

今回の研修は1カ月もあるので、まず自分が台北センターのスタッフのつもりで関わろうと思いました。そのためにはまず、センターのみんなと仲良くなる必要があると思い、研修最初のテーマとして、どんなときもセンターのメンバーの誰かと一緒にいようと決めました。寝泊りする所も、スタッフの家だったのでかなり徹底して出来たと思います。

センターのみんなも凄く気にかけてくれていたので、仲良くなるのに時間はかかりませんでした。

台湾研修が始まって最初の3日間は、僕より前に1か月間先に研修に行っていた、先輩の林君と重なっていたので、そこで今のセンターの現状や問題などを引き継ぎしました。この3日間は、林君もいたのでかなり心強かったです。林君帰国の日空港まで送って帰りのタクシーで今日からほんまに1人なんやなと思い、気合いを入れなおしました。

林君が研修に行ってるときぐらいから、センターのスタッフで重度障害の人が自立を始めました。その為に介助者がたくさんいるようになり、介助者集めをはじめました。まず、日本でのやり方を伝え、駅前や大学などでビラ配りをしました。知り合いの大学の先生などにも連絡を取ってもらい、日本と同じように授業の少しの時間をもらいそこで話をして

介助者集めもしました。

しかし、自立した当事者の人が、あまり積極的ではなく、受身的な感じの考えの人だったので、「あなたが自分で前に出て話をして行く事が大事で、それの方がインパクトがあるし、説得力がある。それに、しっかり介助者集めて自立できたら良いモデルになって、もっとたくさんの自立したい障害者に希望を与えれる。」と何度も話をしました。 それに自立生活センターのスタッフなんやからここは大事なポイントなんやという事、他センターのメンバーにも重度障害者の彼をしっかり自立させることは大事なことやと、センター全員で関わってセンターを挙げてやらなければならないぐらい重要なことだと伝えました。その当事者の泊まり介助にも入るときがあったので、そこでもずっとしつこいぐらい話をしました。さらに当事者パワーも必要と思い、日本で同じ障害で自立している藤原勝也君にも力を借りてスカイプで話をしてもらいました。 その結果恥ずかながらですが少しずつ自分が前に出て介助者集めをやっていたと思いますし、結果として介助者も集まりだしました。

研修が始まってあっという間に半月ぐらいが過ぎてセンターのみんなとは仲良くなり居心地のいい場所になってきました。そんなある日とんでもない指令がきました。事務所当番です。しかも1人です。最初はスタッフの1人と僕の二人で事務所にいたんですが、急遽そのスタッフが外に出ることになり、事務所を閉めるわけにはいかないので1人で事務所を護ることになりました。出かけるスタッフも「大丈夫?」と聞いてくれましたが、気持ちは台湾センターのスタッフでやってるつもりなんで、『任せろ!』の即答をしました。

すぐ帰ってくるし電話も鳴らんやろうと思ってましたが、甘かったです。すぐに電話が鳴りました。

プルプルプル〜

僕「ニーハオ!台北センターです」

相「マルコいる?(たぶん)

僕「マルコ、没有」→マルコ いないよ

相「・・・・・・」

僕「マルコ、3点、有」→マルコ 3時に いるよ

相「・・・・・・・・・・」

相「謝謝」→ありがとう

僕「再見」→またね〜

電話が終わった後、達成感に包まれていました。また、こんな時に限ってよく鳴るもので3件ぐらいかかってきて見事すべて処理して事務所を守りきることができました。 

たぶん相手には不快感は与えてないとおもいます。

研修もあと10日ぐらいになってセンターのメンバーの半分ぐらいが沖縄TRYにいきました。もともと人の少ないセンターで半分もいなくなってしまったので一気に静かになりました。でも、残ったメンバーとより深く話が出来てよかった面もありました。その中で健常者のコーディネーター(メチャクチャかわいいです)の人とたくさん話をして、相談も受けました。内容はどうすれば、人にこの仕事を楽しく伝えれますか?日本でもありそうな質問でした。そこで、まず自分は楽しくやってるか?この仕事やっててやりがいある?

とか、色々聞いてみて、後は自分がどうやっているかを伝えました。かなり盛り上げてきました。ついでに自分も盛り上がってしまいました。このコーディネーターの人はしっかりやっていけば良い健常者スタッフになると思います。だから、リンちゃんやマルコにも大切に育てて手放さないようにと伝えました。

このほかにも今回の研修で、自立を希望している人に会いに施設に行ったり、役所との交渉にも同行させてもらいました。それに、アテンダント登録時の面接もやらせてもらいました。

この修行研修の1カ月間はメチャクチャ早く感じました。台北センターにも全体予定のホワイトボードがあり、先の予定がたくさん書いてるのですが、その予定がある頃には自分はこのセンターにはもういないな〜と思うとさびしくなりました。それは台北センター研修で楽しく充実した日々をすごせて深く関わることができたからだと思います。 

今回の研修では本当に良い経験ができたと思います。最初に書いた腕試しとしては、自分がまだまだなのに気づかされました。でも、自分の課題も発見できました。

この修行研修は本当に良い経験になるので、何がいいのかをしっかり人に伝えれるようになり是非経験してほしいと思います。自分もチャンスがあればまた修行研修に行きたいと思います。